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藝展
日本・ポーランド国交樹立100周年の認定事業として両国で開催
国交樹立100周年記念事業 藝展―GEI-TEN―
会期:2018年11月30日(金)~12月2日(日)
会場:音羽山 清水寺 圓通殿(京都)
主催:藝展実行委員会
運営:株式会社 クオリアート
協力:音羽山 清水寺
後援:京都府、京都市、京都市観光協会

日本・ポーランド国交樹立100周年の認定事業として、清水寺とヴィラヌフ宮殿併設国立美術館(ポーランド)で開催する運びとなった本展。日本の会場となった清水寺 圓通殿には、日本画、洋画、彫刻、工芸、書道など全91作品に加え、特別展示として清水寺住職・森清範貫主による「今年の漢字一字(2017年)」や、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」にも登場した月照上人、昭和の名僧・大西良慶和上など歴代の清水寺住職の格調高い書が展示されました。会期を通して訪れた多くの方々が、歴史的な名所に集まった芸術的な表現の数々に伝統と革新を併せて感じ取り、心から作品鑑賞を楽しんでいる様子でした。

120名を超える参加者で賑わったレセプションでは、清水寺住職の森清範貫主がご自身の出展作品《北》の字を取り上げ、合掌した手を反対に向けると「北」となって「背く」に通じる。背中合わせにならないよう、コミュニケーションが必要だと説かれたほか、ポーランド・日本文化センターの代表取締役ミロスワフ・ブワシチャック氏が登壇。国交樹立100周年を祝うとても重要な文化イベントの一つとして、本展が両国の文化交流の発展に貢献し、友好の新しい懸け橋となってほしいとお話しいただきました。また、特別プログラムとして舞妓さんによる可憐な舞も披露されるなど、芸術と日本文化に触れ、人々が交流を果たす貴重な機会となりました。

盛況のうちに幕を下ろした本展はこの後、2019年4月にポーランドへと巡回される予定です。

出展作品《ねねの道》